麦畑に囲まれた家
【風景のある家】コンセプトハウス
■岡山/RCコンクリート/注文住宅
コンセプトは、住み継がれる+変えられる。年月と共に成長、変化する家族のあり方を追求する。その時代の暮らし方に柔軟な対応ができる住まいは、どのよう設計したらよいか。麦畑に囲まれた変形地で風景をつかみとり、一つの特殊解を見出したPROJECT。木造と同じ予算で実現した風景のある家コンセプトハウスです。
Report麦畑に囲まれた家
雨が良く降るので3日前に晴れ間の写真を。
遅咲きさくら八重桜そしてコンクリートと神木銀杏
その間に小さいけど不思議ハナミズキ。。。
このハナミズキの幹からヤマボウシの枝が生えている不思議な樹です。
季節ごとに表情をかえるこの風景はご近所さんの散歩コース。
老夫婦が仲良く
「さくらいつも楽しみにして歩いてるのよ」と。
桜散り、次は麦秋と田植え・・・
ささやかな季節の楽しみ方です。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
秋、朝日を浴びる銀杏とコンクリートのコントラストが綺麗。思わず一枚。季節によって色々な風景を探せるのも楽しみの一つになっています。師走が近づいて慌ただしい気分の中、ふっと立ち止まるほんの瞬間大切かもしれません。。。全ての家つくりに、住み始めてから気が付く隠し風景も考えていきます。
「ナカニワ」からの風景
秋の雲とコンクリートの影
慌ただしい世の中
だからこそ
普段気にならなくても
「ふっ」と目が留まるそんな時間と場所
大切だと思います
「麦畑に囲まれた家 vol.01」と「3×3×31 vol.02」の写真集を出版しました。
各全70ページ ¥15,000/冊
写真集出版にあたり、建物の作品紹介ではなく
暮しの風景から詩(ポエム)を感じ取れるような・・・
素朴で、静かで、穏やかでありながら時間の流れが感じ取れる
そんな写真集を目指してみました。
遅咲き桜、八重桜
先日の雨で花弁が舞って見事に
桃色の絨毯に。。。
期間限定数日間だけの風景
毎年竹ぼうきで履いているけど
今年はしばらくこのままで
八重の花弁が舞う時
休めないGW(涙)
完成
コンクリート打設風景
地鎮祭
さてこれで最終回にしよう。
自邸スケッチ展・・・。
今の自邸に近い形のスケッチが出来てきている。
楕円形の敷地82坪の無駄なく利用するようにする。
そして、土地購入時に植わっていた桜と紅葉を抜くことなく建物を配置。
ワンルームで各部屋を仕切らずにそれぞれのプライバシーを確保。
どの部屋にいても朝日を感じるように配置する。
そして、RCで平屋且つコートハウスとする。。。
憧れの天窓と暖炉を設置して、木造よりとにかく安く仕上げる設計手法。
・・・伝々
沢山自分自身の想いを形にできつつある瞬間のスケッチ
なんとか、全部実現させた。
これからも家つくりを考えているクライアントさん達の道しるべになればいいと思っている。
いよいよ大詰めスケッチ展
今回は幻の5階建て案
候補地(三角形角地)80坪を分筆して20坪に切り売りしてもらい
そこに5階建てのRCを建てる案
もともとは夜景の見える高台に建てる事が夢だったから
高くすれば景色を独り占めできる。そんな単純発想!
役所調査して見積もりもして本気で考えた・・・。
なんで5階建てか!?
それは5人家族だから!!
などと本気でおどけて見せていた懐かしい3年前案
結構気に入っている
いつか是非形にしたい・・・。
時間あるとき模型と詳細図面創ろう
いつか建てれる日を夢見て
・・・
なんたる失態(恥)
今度は建物が宙に浮いている
・・・ありえない!
しかも屋上にはフニャフニャと未確認物体が!
それに加え右のスケッチは
建物下から入るようなわけわからない漫画が・・・。
いやいや自称建築家ならこれを恥ずかしがらずに
論じるはずだ
「物の秩序と人間の要求との間にある計画条件を解析したうえで非連続な選択決定することが実践には求められ、そこには必然的にずれが生じ、それ故そのずれの捉え方が現代建築を創るうえで重要な・・・
ウンチクカンチク・・・」
などとわけわからない説明を・・・。
いやいや私の場合は只の気の迷い
やれやれと自分のスケッチを見ることに疲れを感じてきた
なにを血迷ったのか楕円を描いたりしている
あほか!と自分のスケッチ見ながら呟いたりして・・・
自称建築家に酔い過ぎ
今の敷地に決まる前は崖っぷちの土地でプランしていた
多分その時楕円を跳ねだしたり等と妄想していたのだろう
でも良く見ると仕切りがなく
どのようにLDK寝室子供室玄関を配置することによって
最小限の空間領域の確保ができるか模索している様子が見え隠れする
・・・などとちょっとかっこつけて見たりして(笑)
ヤレヤレ
昔のスケッチをめくるのも、なかなか面白いものだ
昔からよく自称建築家はスケッチの痕跡を残す。
スケッチを描いてはくしゃくしゃとゴミ箱行きが私流。
特に深く考えたことはないが理由付けをかっこよくすると
「自分の案を自分で壊すことができれば一人前」
等とこじつけたりして納得してるふりもする・・・
芸術肌になった気分に酔って
自分の力の無さをごまかすのが嫌だからのような気もする
引出を整理していたら手帳から自宅を考えていた時のスケッチが出てきた
そんな自分だから天地がひっくり返るくらいビックリ
やれやれ
また傾奇者と天邪鬼が仲良く脳裏をスキップして通り過ぎた
このブログを描いているときくらい
自称建築家で芸術肌に酔ってみせよう・・・
ということで数回にわたって嫌々 自邸スケッチ展をする羽目になった