2世帯のよりそう家
■福山/RCコンクリート/注文住宅
□地域/広島県福山市
□構造/RCコンクリート造・2階建て
□仕様/内断熱
□敷地面積/289.19㎡
□延べ床面積/174.10㎡
福山でのコンクリート打放し住宅として計画。インナーガレージ+インナーコート付の2世帯住宅となる。コンクリートにありがちな重たい雰囲気を消し去る為。屋根に浮遊感をもたし スリットから光の演出を試みた・・・。屋根のスリットから時間の経過によって表情の違った光が差し込んで。窓を開放すれば自分たちだけの心地いい風が流れて。ソファーに座れば空を切り取った風景が飛び込む・・・そんなコンクリートの住宅。
Report2世帯のよりそう家
今年お歳暮を創ってみました。
小さくて簡単なものですが
OBのお客様に手渡しでお届けに行けたらと思って・・・。
なにか切っ掛けを作らないとお伺いすることが出来ないので、少々強引ですが風景珈琲を作りました。始めたのは良いのですが、これがなかなか大変で…行ったり来たり。
そんな中、
笑顔で受け取ってくれて
打合せ中はお腹の中にいた赤ちゃんとお会いできたり
近況の写真を送ってくれたり
夕飯時忙しいのに中に入れてくれたり
ご家族全員外まで出てきてくれたり
ご丁寧にメッセージやLINEを頂いたり
お電話を頂いたり
・・・
大変な代わりに嬉しいですね。
ちょっと自慢したくなるくらい嬉しいです。
まだまだ半分以上お伺いしないといけないのですが
夕飯時の時間帯で申し訳ないのですが
お邪魔させていただきます^^
皆様寒い季節ですがお体に気を付けていただき
年末お過ごしください。
vol.5に続き、「備後で建てる家vol.7」で風景のある家が
巻頭カラー4ページにもなる特集で掲載されました。
「風景のある家」のコンセプトを実現させる建築家集団のご紹介です。
家つくりに対するポリシーや対談等・・・
読み応えのある内容になっています。
書店にて是非手に取っ手見てください。
風景のある家 主宰 河島康
お引渡しから3ヶ月ぶり
ドキドキしながら・・・せーのっ!
ピンポ~ン♪ ・・・シーン
・・・
そりゃそうだ。。。
真夏の平日 居るわけない
皆仕事してるって!気が付くのが遅い(涙)
クライアントさんは仕事柄今の季節は一番忙しい
一年前の夏、多忙と疲労の中何とかお時間を作ってくれて
打合せしていただいた頃をおもいだします
改めまして・・・
暑中お見舞い申し上げます
連日厳しい暑さが続きますが お変わりなくお過ごしのことと存じます
皆様くれぐれも夏バテなどなさいませんように お元気でこの夏を乗り越えてください
平成26年 盛夏
お久しぶりです
4月お引渡しをさせていただいた福山のクライアントご家族が
「笑顔とSky-line」作品展に駆けつけてくれました
嬉しいものです
完成しても会いに来ていただけることは
作品展の醍醐味の1つです
昨晩風景メンバーとお酒を交わしながらそんな話をしました
プリン有難うございます
あっという間に完食してしまいましたが(笑)
ご馳走様です
夏日を感じさせる今日18か月間の家つくりを終えお引渡しとなりました
クライアントさんとお酒を交わした事
お忙しい仕事の合い間打合せに帰ってきてくれた事
構造がウルトラCで構造の先生が悩んでいた事
職人不足で工事が止まっていた事
コンクリートが噴出して止まらなかった事
家財を一緒に運んだ事
お子さんの喜んだかをを見たとき嬉しかった事
・・・
沢山のパートナーによって完成したオートクチュールは
これからが本当の家つくりかもしれません
また一緒に飲みに行ける日を楽しみにして・・・
本日はおめでとうございます
風景のある家 代表 河島康
住宅完成作品展 御礼
2日間で100人48組のご来場頂き終了しました。GWの初日にもかかわらず、岡山+倉敷+笠岡の遠方からも沢山の出会いと再会+繋がりを頂き大変ありがとうございました。また、初日夜にはクライアント様ともお酒を交わすことができ最高の2日間となりました。
今回の作品展でご協力いただきましたパートナーの方々と 会場をご提供していただきましたクライアント様に感謝とお礼を申し上げます。
有難うございました。
風景のある家 主宰 河島康
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風景のある家 完成住宅作品展 のご案内PROJECT:「2世帯のよりそう家」
開催日:2014年4月26日(土)+27日(日)
時間:AM10:00~PM5:00(予約不要)
開催地:福山市坪生町南3丁目8-22-6
お問合せ:080-2942-5000
構造:コンクリート打放し+一部特殊構造
仕様:オリジナルキッチン+太陽光+インナーガレージ+ライトコート
+2世帯住宅+書斎+壁面収納など見どころ満載です。
お誘いあわせの上ご来場ください。
現場に立ち寄りコンクリート打放し面仕上がりをチェック
スリットから入り込む光に見とれながら監督さんと現場散策
難しかったからこそ一歩一歩が楽しい・・・。
帰り際ふっと気が付いた。全然気が付かなかった。
さくら
「散る花を 惜しむ心やとどまりて また来ん春の たねになるべき」
コンクリートと桜の組合せ なかなか良いものだ。
4月26日+27日完成見学会となります。是非ご予定下さい。
雪・雨・・・が続き職人不足の今日
待望の最終コンクリート打ちが行われました
木槌と竹の棒を振り回しながら現場を散策
型枠の隙間からこぼれる明かりや重なる屋根のバランス
打放しを出すところ隠すところ考えながらの作業
老体に鞭うちながら辛いけど楽しい瞬間
「河島さん。今日コン打ちでしたよね。大変でしょうけどよろしくお願いします・・・」
クライアントさんからのお気遣いの電話が心なごませてくれる
落ち着いたら一杯やり行きましょう
長野育ちの私はこれくらいの雪は・・・。
となめてかかった朝
スタッドレスも履かずに凍結した道のりは久しぶりに恐怖を感じた今日この頃。。。
いよいよ2階の型枠建込が始まり今月20日2回目のコンクリート打ちに向け現場が進む。
ここからまだ屋根スラブが組まれ、なかなかのボリュームになりそう。
雪のなか現場に佇み、次のステップを妄想中
さて一段落したら、クライアントさんと熱燗ご一緒しなくては。。。
居てもたってもいられなく夕方福山の現場へ走る・・・。
そろそろコンクリートの型枠が外れる頃だ。
北風が吹き上げる中、職人さんと一緒に竹の棒と木槌を持って
コンクリート打ちをしたのが1週間前。
今までの経験が全てのコンクリート打ち。
綺麗なコンクリートは真似してできるものではない。と言い聞かせながら
現場に到着。。。恐る恐る近づいてみると・・・
しかし、この瞬間はいつになっても心臓に悪い。
お見事!また自信作が出来た。
お金では買えない、この大理石のような輝きを放つコンクリートの表情。
「打放しは生もんじゃけぇ。壺が鎌から出てくるまでわかんけーな(笑)
よう頑張ったけー良いコンクリートになっとるじゃろ~」
・・・
打設後一息ついてるとき、職人さんからの言葉。。。
透明な型枠があればよっぽど楽なのに。と若いころは思ったことがある。
時代は変われど、職人魂は変わらず。
この時代、未だに竹の棒と木槌でコンクリート打ち。
解らないからこそ「魂」という言葉が存在するのだろう。
昔、津山のクライアントさんが「この建物は河島の魂がこもっとるから
いつでも遊び来い!」と言ってくれたことが脳裏によみがえった。
年末28日仕事納めの日に待望のコンクリート打設。
北風が吹き上げる中着々と型枠が形になっていく。
型枠加工場で大工と打合せ+度重なる施工図面の訂正+数回の現場定例・・・。
現場を歩きながら打設イメージの開始。
コールドジョイントのできそうな箇所、ジャンカの想定、精度の逃げ場、コンクリートの流す方向・・・。
ドンドンドンドン。
祭りが近づくと何処からか聞こえてくるような音が、どこからか・・・。
ドンドンドンドン!
師走もう2013年もカウントダウンに入っている。
建築ラッシュに巻き込まれ現場職人さんの確保が困難の中、年末コンクリート打設に向け第2回の総合定例が行われた。監督+電気屋さん+設備屋さんキッチン屋さん+エアコン屋さん+商社さん・・・総勢集ること9人。
この時点でコンクリート打放しを成功させる為に既にイメージ創りが行われる。
配線が束になる個所・配管貫通がありコンクリートが回りにくいところ・・・
今から想定して打設当日木槌と竹・バイブレーターで流動させていく。
ただコンクリートを打てばよい・・・とはいかない
先日17年前打放しを担当していただいた監督さんとお会いした。綺麗なコンクリートを打てたことを今でも誇りに思われていた。成功させ誇りに思える建物にしていく。
改めて初心を気づかさせてもらったことに感謝。
自身で3連休に模型を作ったとの事!
「屋根のスリットむずかしかったですよ(笑)」ガラスもアクリルではめて、階段も作り、ルーバーも作り・・・
脱帽
自分に偽りなく、誇りを持って提供できる住まいを提案していかないといけない。
・・・と改めて気が付かせていただいた瞬間でした。
いつしか「OBとクライアントの輪」がひとつに結ばれるよう。
丁寧にそして誇りを持って住いの提案をしていきたいと思います。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
太陽光コンセント弱電照明サッシュ換気扇型枠・・・段々煮詰まってきた。
いよいよ型枠加工に突入できそうな気配。
そんな中「庇をもう少し伸ばして」「ここちょっと変更ね」「・・・」早く進めたい気持ちといや、まだまだ・・・と言う気持ち。
交互に入り乱れながら無理をお願い。
最後のお願い、多分、、ん?、、、。
ともあれなかなか最高級のコンクリートが出来上がりそうな気配をつかんだ。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
数字が乱列する図面。
躯体とサッシュの取り合い・・・
今までは1/100から1/50スケールの世界。これからは1/5から1/20スケールの世界へいよいよ突入。職人さんが作る現場は1/1スケール。
それぞれの専門がそれぞれの役割分担で一つの住宅を成功させようと必死。コンクリート打放しは特に手戻りが許されないから。
それにしても腰を据え、周りを遮断しないと頭に入っていかない図面は瞬間孤独にさせる・・・。
なんてセンチな事を言っている時間もなく明日現場定例。
さ~
・・・第二ラウンド開始!!!
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
地鎮祭を終え基礎工事着工。
コンクリート造の基礎はいつみても安心感が漂う。
これからは基礎の鉄筋工事に着手。
来春 福山にコンクリート打ち放し2世帯住宅が完成します。インナーガレージ・ルーフバルコニー・ルーバー・屋根スリット・オーダーキッチン・・・木造とほぼ変わらない坪単価で実現した希少な作品です。来春オープンハウス予定。
見学ご希望の方はご予約お問い合わせください。・・・とたまには営業も少々。
さて、これからは打放しを成功させるためだけに集中していきましょう。
地鎮祭も終え、確認申請も受理でき、現在照明計画中。
クライアント指定のメーカーで照明器具を選定・・・。
今までは光の演出を考えてそれに合う器具を探していたが、照明器具が限定されるとこれほどまでに難しいとは。CADが使えない私はハンコをペタペタ押しながらまとめていきます。
20代の頃建築を教えてもらった老舗の丹羽設計事務所の印鑑を譲り受けた。諸先輩方と使い込んだハンコ!
思い出がいっぱい詰まっています。なんといっても間違えたら消せないから。
だから、当時は完成形をイメージしながらトレッシングペーパーに一押し一押し押したものです。ヨシ出来た!と思って次の日事務所に出社すると駄目押しの赤ペンチェックされていたりして。
良き日の苦い思い出いっぱい詰まっているハンコ箱です。
そのせいか、今でも完成形をイメージしてからプランをします。
さて、準備は整いました、早々に着工します。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
梅雨の合間に福山での地鎮祭。
出会いからほぼ8ヶ月・・・。某ハウスメーカーさんで進めていた家つくりから、一新してコンクリート打放しの建物へ。
空間を広く感じさせ劇的な出会いを生み出す手法はアーキテクトが皆追い求めるテーマ。それを試みない者は設計士。
どちらも建築の分野には必要なポジションではあるが、クライアントが求めているのはどちらかということになる。
建物を買うことから建物を創ることに変化したクライアントは前者を求めていることになるだろ。半年後の完成。決して裏切ることのないように劇的な空間ができることを約束していきます。
心の中でつぶやきました。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
実施設計中でもまだまだエスキス中!
プランが固まりフォルムも決まり仕様もほぼ決定した。
決まっていないのが建築コストたった一つ。
クライアントが不安の中日々過ごしているのは容易に想像できるけど営業トークで安売りの安心感を提供できないのがこのポジション。。。
コストがかからないように、しかも感度が上がるように納まりを検討しつつ、図面完成に向けて進めています。
クライアント+施工者+設計+構造+パートナー下請け元請の関係ではなくて
「円卓の騎士」
になれれば25年の経験上、殆どの事が解決できる。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
cafeで構造の先生と打合せ。
やはりコンクリートの屋根を宙に浮かすのは難しい・・・。当たり前だ!!!
と構造の先生も内心思っている・・・はず?でも壁と屋根の隙間から差し込むだろう光は間違いなく美しい。
なんとか、かんとか、あーだこーだ。
これならば、ん、んんー。。。
構造計算書というお上のお墨付きをもらう為に150分悪戦苦闘した結果ようやく構造計画が見えてきた!
うん。
これはなかなか見ごたえあるフォルムになりそうだ。
コンクリートの屋根よ。
軽やかに宙に舞え!
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
コンクリート打放し住宅第3弾。
プランが固まりいよいよ本格的にスタートです。
クライアント様に初めてお会いした時の事すっごく印象に残ってます。
眼を輝かせながら・・・物凄くきらきらと。
敷地は福山の古くからの団地。
建物を創るだけではなく、どのようにして風景を生み出すか。
団地の中では最大の課題でした。
確信或るものがなかなか生まれずつい先日まで悩み続けていましたが、ようやく答えが出て、よく筆が走ります。
空を切り取り、光を呼び込みそして影を生み出す空間です。それも時間と共に刻々と変化して、24時間365日同じ表情はありません。
おそるおそる契約の話を切り出したときに、クライアント様が言ってくれた言葉を裏切らないように最高のオートクチュールに仕上げます。
「初めから決めていましたから」・・・と。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
悩み考え・・・答えが出ない時もあります。
そんな時は初心に帰って自分に正直に良いと思えるプランを創るようにしています。
気に入ってもらえるか「ドキドキ」ですが・・・。
三度目の正直での提案!
日も当たり、落ち着く空間、生活する風景が段々目に浮かんできました。
やっぱり風景が浮かんでくるプランは良いプラン。
そして気に入ってもらえるプラン。
改めて教えてもらえたような気がします。
よし!
ゆっくりと丁寧に創って来春RC打放しを完成させよう。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
今回のProjectは2世帯家族の建て替えです。今までも何件か手掛けてきた2世帯の家つくりで一番考えていくことは「お互いの時間」でした。
同じ屋根の下で暮らすことの意味を大切にしながら時には楽しく集い時には気を遣わなくて時にはお互い寄り添うそして設計の+αが添っていけば驚くくらいの劇的瞬間が訪れることを期待しています。
屋根のスリットから時間の経過によって表情の違った光が差し込んで窓を開放すれば自分たちだけの心地いい風が流れてソファーに座れば空を切り取った風景が飛び込む。
今まで以上にファミリーに+αの付加価値が寄り添ってきてくれる。
そんなことを思いながらのプレゼンテーション。
素敵な風景が沢山創れたらいいなと改めて感じたひと時でした。