みかんと段々畑
■岡山県/木造2階建て/新築
□地域/岡山県玉野市
□構造/木造・2階建て
□敷地面積/835.93㎡
□延べ床面積/135.94㎡
「日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、
家の中に明るい灯がついて、
一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、
それが建築家にとっては、
もっともうれしいときなのではあるまいか。」
・・・と巨匠吉村順三が言っていた。
家族が家に帰ってきたとき靴を脱いで
扉を開けて「ただいま」と。
扉を開け閉めすることは、気持ちが切り替わる時。
だから設計屋として、こだわらなくてもいいところを
こだわっていきたい。
Reportみかんと段々畑
シンガポール、アラビア、フランス、ドイツで5作品紹介されました。
シンプルでバランスのとれた外観。
そこから想像する内部への期待感が取り上げられている理由のようです。
確かにそう言われると、弊社設計の建物は共通して外壁に窓が少なくて、プライバシー重視型になっています。
なるほど!
https://www.homify.sg/ideabooks/1433838/10-perfectly-simple-homes-you-ll-wish-were-yours
https://www.homify.fr/livres_idees/1410637/tout-pour-une-entree-reussie
https://www.homify.de/ideenbuecher/1305680/20-highlights-fuer-den-perfekten-eingangsbereich
連日連夜オリンピックではガッツポーズや涙を見ることができます。
自分自身のフィールドを広げて挑戦する姿は勝っても負けてもかっこいい生き様です。
私は独りよがりな作品を造ってひと家族に住んでもらうのではなくて、ひと家族の暮らしを創ってその結果、作品としても恥ずかしくないようにして行きたいと思っています。「風景のある家.LLC」の作品とは、芸術性を追求した物ではなくて、一つ一つ手を抜かないで決して流した仕事をしない。全ての住宅を私自身が自信を持って提供できる仕事。と考えています。
住みやすくて、住んでで面白い。楽しい家。色んな家族の風景が発見できる家。そしてなによりも、家族と共に成長し、その時その時代の暮らし方へ柔軟に対応していく住まい創り。同じ場所であっても春夏秋冬30年50年100年変わりゆく風景と共に次世代へ住み継がれていく住まい創り。私たちは、そんな住宅を創りつづけていきたいとの想いをこめて「風景のある家」と名付けました。
海外メディア「AECCAFE」で「杏とハナミズキ」が紹介されました。
http://www10.aeccafe.com/blogs/arch-showcase/2016/08/14/ukei-design-in-japan-by-huukei-design-llc/
海外メディア VENEZUELAの「homify」で「革工房の音色」が紹介されました。
https://www.homify.com.ve/libros_de_ideas/1155962/10-casitas-minimalistas-simplemente-divinas
海外メディア Malaysiaの「homify」で「みかんと段々畑」が紹介されました。
https://www.homify.com.my/ideabooks/1202857/a-traditional-bungalow-with-modern-style
日本からは「革工房の音色」が「今週もっとも読まれたアイディアブックベスト3位」として紹介されました。
https://www.homify.jp/ideabooks/1183861/%E4%BB%8A%E9%80%B1%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%885%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-(8%E6%9C%8814%E6%97%A5)
20 ideas de entradas, que harán que tu casa se vea extraordinaria
ドイツ拠点の「homify」で「みかんと段々畑」が紹介されました。
https://www.homify.com.mx/libros_de_ideas/1153990/20-ideas-de-entradas-que-haran-que-tu-casa-se-vea-extraordinaria
何度も繰り返してプロポーションを書き直した事がつい先日のように思えます。
奥さんの誕生日にご主人がシャンパンを飛ばしたことも、ご家族と工事関係者でバースデーケーキでお祝いしたことも大切な思い出です。
「風景がある家.LLC」が手掛けさせていただける家つくりは全て大切な「思い出の詰まった作品」です。
どの物件もいい監督さんといい職人さんに恵まれています。
風景の全てのクライアントと工事関係者の皆さんと自分達への明日の活力になればと思います。
皆一緒に頑張って、一生懸命創ってきた証として…。
韓国メディアから「みかんと段々畑」。あした大工さんと会うので掲載された記事見てもらおう。喜んでくれると思います^^
https://www.homify.co.kr/ideabooks/918993
香港からは「景色切り取る家」。工事携わってくれた工事会社の関係者みなさん見てくれるかな?S社長と久しぶりに飲み行かなくては…!
https://www.homify.hk/ideabooks/1047328/the-box-home-with-a-surprise-inside
ブラジルとマレーシアから「革工房の音色」。明日現場監督と会うからまたまた記事見てもらおう!エースの大工さんにも伝わるとうれしいです。
https://www.homify.com.br/livros_de_ideias/1003947/terreno-estreito-com-apenas-4-m-de-frente-casa-tem-interior-surpreendente
https://www.homify.com.my/ideabooks/962371/japanese-minimalism-does-it-again
ドイツベルリンが本社
世界18か国で展開しドイツベルリン本社の海外メディアhomify。
homify JAPANより
https://www.homify.jp/ideabooks/827449
homify UKより
https://www.homify.co.uk/ideabooks/912000/the-surprising-little-white-house
homify EGより
https://www.homify.com.eg/ideabooks/834968
各国からご紹介頂きました。。。
昨日は毎日放送TV局よりオフォーを頂いたり
周りの動きが奇妙で不思議・・・???
それならば、しばらく楽しみながら精進につきる
第8回風景のある家完成作品展は皆さまのご協力のもと無事終了しました。
当日最後にお引渡し。
ご主人から奥様へ鍵をプレゼント。
そして玄関の鍵を開けると奥様へのバースデーケーキ。
ご主人から奥様へ花束のプレゼント。
ローソクの火を皆でフゥーッと。
最後はご主人がシャンパンを飛ばして締めくくります。
去年の春から始まった家つくり。
約一年と半年永い間お疲れ様でした。
そしてこれからも末永いおつきあいをよろしくお願いします。
風景のある家 河島康+社員一同
【岡山兵庫注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山設計事務所】
作品展を6月6日と7日に迎え現場が段々と完成に近づいてきています。
格子と障子のコントラストが奥行き感を生み出して素敵なシーンを生み出しています。
そして、和紙は粗い繊維の層で繊維が絡み合った間には無数のすき間があります。そのすき間には空気が入っていてこの気孔がレンズのような働きをして、障子に入ってくる光を拡散するため、まぶしさを取り除きながら、程よい明るさを残し、部屋全体を明るくします。和紙を通った光は半分だけ透過し、さらに拡散されるので、柔らかい光になり住む人の情感に優しさをあたえてくれます。
建物をウロウロ歩いているとご主人がフラっといつものように「おつかれさまです!」と。
嬉しそう。完成が待ち遠しいですとの事。
素敵な住まいがもう少しで始まろうとしています。
和室には職人業が光るところが多く見る事が出来ます。
「木殺し」といい、柱と敷居などが取合うところは
木を叩いて少し凹まして取り付けます。
その後、水で濡らして木の習性を生かして基に戻せば
隙間なく仕上がる技法です。。。
この小さな和室は、つかず離れずになるように
格子戸で仕切られます。そして素材もLDKと同じ素材で統一。
取って付けた和室にならないように設計の業も。。。
そんな業を沢山詰め込んだ手創りの住まい「みかんと段々畑」
6月6+7日に作品展が決定しました。
是非ご予定下さい。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
小春日和
ふら~っと現場に立ち寄ってみます。
まだまだ続く建築ラッシュ。。。
しばらく止まっていた「みかんと段々畑」も再開となりました。
改めて色んな角度から見てみる。
くるくる敷地を廻って・・・
建物は一周廻ってみて良さがわかる。という名言があります。
手抜きの設計をしていないか?
裏面を造っていないか?
自問自答しながらウロウロ・・・
良い景色も見つけた。
一筋の光道も見つけた。
また、探しに来ます。。。
だんだん形になりつつある「みかんと段々畑」
大工さんは丁寧に内部の納まりを考えていてくれる。
現場に行くと大工さんのいつもの口癖!?
「聞きたい事あったんだけど…なんだったかな~?」
「思い出さないでください(笑)」
裏面も綺麗に見えるように。
丸窓も綺麗な位置に。
幕板もバランスよく少し小さめに。
・・・
無理言ってすみません・・・。
「聞きたい事あったんだけど…なんだったかな~?」
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
「日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、
家の中に明るい灯がついて、
一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、
それが建築家にとっては、
もっともうれしいときなのではあるまいか。」
・・・と巨匠吉村順三が言っていた。
家族が家に帰ってきたとき靴を脱いで
扉を開けて「ただいま」と。
扉を開け閉めすることは、気持ちが切り替わる時。
だから設計屋として、こだわらなくてもいいところを
こだわっていきたい。
杉の香りが心地良い
和室の手刻みも終わり
仕事納め
シンプルにリズムカルな「みかんと段々畑」は
来春…ん???初夏?
そのころ完成します(汗)
一年間お疲れ様でした。
2014年本当に良い年でした。
皆さま更に良いお年をお迎えください。
風景のある家 河島康
大寒波到来
現場も強風と寒さでスケッチの手が動きません…。
くねくね線を書きながら
玄関枠のディティール、板金納まり等々の打合せ。
大工さんが入れてくれた
珈琲でHOT一息
冬季の午後の陽射しがリビングに時たま差し込む様子をみて
「この配置にして正解」
焦らず少しづつ形になっていく様はワクワク感であふれていました。
祝 上棟
待ちにまった、待ちにまった棟上げ
見事なボリュームと間違いなかったプロポーション。
前日が雨、明日から寒波の合間
青空が表れました。
「仕事から帰って現場見れるのが楽しみなんですよ」
と嬉しそうなご主人の表情が良かった。
5時過ぎ大工さんが足場から降りてくると
足早に暖かい珈琲とお茶を気遣うご家族。。。
冷めきった体を温めてくれる一杯がホント嬉しい。
心よりおめでとうございます。
突如現場に走り出す事がある。
特に何があるわけではないけど・・・。
夕暮れが早くなり暗くなるうちに間に合えばな、と思いながら。
一か月後の棟上げに向けて基礎が完成して養生期間中だから特に何事もなく。ヘッドライトでほんのり明るく照らして「いよいよだな!」と現場を歩き回ってウロウロと。現場を見ると直感的にわかります。「良い建物になる」
明るく綺麗な夜月に見送られてご機嫌な気分で帰路につきました。。。
あなたが本当にそうだと信じることは、常に起こります。
そして、信念がそれを起こさせるのです。
(フランク・ロイド・ライト)
枠の納まり、軒先の寸法、和室の見せ方・・・
大工さんと現場での打合せ。。。
今の季節が気持の良い風景を写しだしています。
コの字型のプランは段々畑だけを切取って
ご家族だけの景色を切取ります。
いつまでもこんなのどかな原風景を大切にしていきたい。
・・・そんな事を思わせてくれる秋晴れのひと時でした。
12月5日の棟上げに向けてあとひと踏ん張りよろしくお願いします。
今日は双子君の満一歳の誕生日
今日も打合せ中にヨタヨタ寄り添って来てくれました
ジッと見つめられて・・・ニコッと天使の笑顔
家つくりはそうそうスムーズには進まない
誰もが初めてだからさぐりさぐり
だからこそ色んなドラマが生まれる
子供の笑顔があるから頑張れる
工事契約にサインをするご主人に覚悟の決意を感じました
さあ。準備は整いました。。。
約半年後の完成に向けて皆で頑張りましょう
着工前に構造と意匠の再確認中
登りと垂木と柱の取り合いをスケッチしながら
見せる寸法や木のプロポーションを整える作業
「高さは?見え掛りは?材は?」
「おかしくないか?重たくないか?取合いは?」
・・・
自分で言うのは滑稽だが
待った無の瞬間は「建築家」にならせていただく。。。
そして一番楽しい瞬間でもある
誰に見てもらう訳でもなく
誰にアピールする訳でもなく
良い物創りができればそれで良い
「奉献酒一緒に飲むのに取ってあるんですよ」
とクライアント様に言われるとなおさら・・・
美味しいお酒が飲めるように。。。
「風景の設計は気に入っているんです。
はまってしまいましたね・・・」と言ってくれた言葉が嬉しかった。。。
子供たちの憧れの職業
人命を守る為に日々心身ともに鍛練されている為か
普段穏やかなご主人はその為か
家つくりに対する想いは誰よりも強く
内に秘める熱いものを感じる。
よし!これにしよう!!!と3軒回ってようやく手にしたのが
真っ赤な包の秋田福の友酒造の純米原酒。
陽射しが突き刺さる日
熱い想いを抱いて無事地鎮祭がとりおこなわれました。
おめでとうございます。
「いえ」をつくることと「家」を買うことは違う
買うなら安い方がいい
つくるなら創るしか方法は無い
ひとりで建てることはできない
家族親族関係者沢山の人たちが携わり
ひとつの「いえ」を創ることになる。。。
一人で悩んではいけない
本気度が伝われば一緒に悩む
だからこそ良いものが創れると信じている
もう少しもう少し待て。。。
全てのバランスが取れそうなとき
全てを動かして結果良いストーリーを創る・・・
クライアントが喜んでくれる為に。。。
設計事務所で保育士が居るってめずらしでしょ!
スーパー保育士を目指します(笑)
自分自身、子育てもそろそろ終盤に差し掛かって
段々忘れかけてきた子供目線が再び・・・
家つくりをすると真剣にならざる反面
お子さん達の時間が削られてきてしまうのが現状です
出来るだけ短く、お子さんのストレスを溜めないように…が鉄則ですね
お子さんとの距離を縮めて、打合せが嫌にならないように。。。
スーパー保育士目指します
双子くん
いつも打合せの時は「キョトン」とした顔で。
家つくりに携わらせてもらう楽しみの一つが
ご家族の成長
打合せ半年、工事半年・・・一年間でみるみる成長していく姿を感じる
20年後このレポートを見てくれたら嬉しい
ちょっとした記憶のアルバムとしてできるだけ沢山書いていきます
20年後の双子くんへ
「よ!こんにちは。ひさしぶり(笑い)」
家を形にすることの大変さを改めて感じる
3年前に自邸を建てたから、クライアントの大変さはまだ解る方かもしれない。。。
専門でも自分の家つくりを経験していないプロは多分解らない部分があるだろう
色々なことが同時に進むことのストレスと楽しみの間の想い
これはなかなか言葉に言い表せないと思う
それでも信用していただけるクライアントには可能な限り最大限良い形を創っていきたい
農地転用、地縄による配置確認、造成、盛り土の加減、見積もりそして図面打合せ・・・
そして、子育て、お仕事、家事、家族・・・すべては同時進行
一人では成し遂げれない家つくりは沢山のパートナーによって作り上げる
初めての家つくりは暗闇のトンネルの中を走るようなものだから
走る方向を間違えないように導いていこう。。。
地縄を見て、「だんだん現実になってきましたね」とクライントさん
上手く進むように、もう少しだけ色んなことを土固めしていきます
独立してからはクライアントさんとの打合せに
模型やCGは一切使わない・・・いや使えない。。。
自分自身のポリシーとして背伸びやカッコつけない。自然体のままで。
時間ぎりぎりまで考えて左手を動かし
考えた図面でそのまま打合せをする。
平面の上にディティールを書いたり、断面に重ねて立面を書いてみたり
赤・青・紫ときにはピンクで重ね重ね書いているので
クライアントさんにとっては解りにくい打合せだな・・・と申し訳なく思う。
・・・でも魂を込めて考えれば間違えなく良いものができる。
そう感じた打合せの瞬間を体験できた。