空つかむ家
■福山市/木造2階建て
□地域/広島県福山市
□構造/木造・2階建て
□敷地面積/210.17㎡
□延べ床面積/106.40㎡
10×10の平面プラン。外には窓を設けず4.5×4.5のプライベートコートから光を取り入れる計画。外部の風景は遮断し、自分達だけの空の風景を創りだす。犬がプライベートコートで走りまわり、光と風を呼び込むPROJECT
Report空つかむ家
今年お歳暮を創ってみました。
小さくて簡単なものですが
OBのお客様に手渡しでお届けに行けたらと思って・・・。
なにか切っ掛けを作らないとお伺いすることが出来ないので、少々強引ですが風景珈琲を作りました。始めたのは良いのですが、これがなかなか大変で…行ったり来たり。
そんな中、
笑顔で受け取ってくれて
打合せ中はお腹の中にいた赤ちゃんとお会いできたり
近況の写真を送ってくれたり
夕飯時忙しいのに中に入れてくれたり
ご家族全員外まで出てきてくれたり
ご丁寧にメッセージやLINEを頂いたり
お電話を頂いたり
・・・
大変な代わりに嬉しいですね。
ちょっと自慢したくなるくらい嬉しいです。
まだまだ半分以上お伺いしないといけないのですが
夕飯時の時間帯で申し訳ないのですが
お邪魔させていただきます^^
皆様寒い季節ですがお体に気を付けていただき
年末お過ごしください。
New Yorkの海外メディア「Leibal」に「空つかむ家」が掲載されました。
http://leibal.com/architecture/bukken/
また、SouthAfricaでは「革工房の音色」が発表されました。
https://www.homify.co.za/ideabooks/1064603/a-small-and-cosy-house-that-will-charm-you
県境・国境・・・時代とともに「距離」「時間」という定義が移ろい変わってきているようにも思えます。
今、私たち風景のある家.LLCは単に住宅という建物を考えるだけではなくて、家族の時間や距離の関係性を伸ばしたり知縮めたり折りたたんだり・・・と独自の手法を用いて、暮らしの設計に取り込んでいくように試行錯誤しています。
今までの固定概念にとらわないように。。。
近いけど遠い遠いけど早い遅いけど近い中だけど外どこからが中で中の中に外でも近い・・・etc
距離≠時間を取り入れることによって今まで以上の心地よい家族の在り方を見つけだすように心がけています。
空つかむ家のプロモーションが完成しました。
WORKSでも竣工写真をUPしていますのでご覧ください。
ラグマットどうしよう・・・
此処だけはカーテンにするの。
大きな家具を置くだけで。。。
新居に夢を膨らませて話す奥様と
見守るように微笑むご主人
お二人の風景は新しく生まれ変わった。
光が差し込む
雨が降る
雪が積もる
人が集まる
・・・
時代が変われど、これからのご家族にとっては
変わらない風景は記憶の断片として残ってほしい。
永い家つくりは引渡しという序幕を終えて
新たな物語が始まろうとしている。。。
なんか少しだけ寂しい気もするけど
沢山の関係者の方々本当にお疲れ様でした。
ステップは切り替えの行為・・・だから
なにかアイディアを出していきたいと考えています。
コンクリートの土間に皮付きの石
現代風土間に仕上げてなんとなく懐かしい記憶が。
常夜灯になるようにほんのり明かりを隠して
雰囲気つくりを。。。
2階に行く途中の下がり壁を丸くして別空間への入り口としつらえてみる。
小屋裏に行ける隠し階段。
ちょっとしたことが沢山集まって豊かな空間ができていきます。
第5回「風景のある家」住宅完成作品展 2日間で過去最高の来場数200人以上85組のご来場頂き終了しました。岡山+倉敷+福山の遠方からも沢山の新たな出会いとOB様との再会+繋がりを頂き大変ありがとうございました。9年ぶりの再会やクライアント様同士のご紹介、そして大勢のOBクライアント様たちがご来場いただき充実感のある二日間となりました。「今まで」「いま」「これから」の出会いに感謝を忘れないように大切にしていきたいと思います。「空つかむ家」は二年間の家つくりの歳月を経て、無事今月お引渡しをさせていただきます。丁重にご見学していただきましたので綺麗なままでのお引渡しが出来そうです。いつも気を使っていただきながらご観覧いただき大変感謝しています。次回は11月初旬に岡山で「朝日の家」の完成見学会を予定しています。引き続き現場状況をレポートで綴っていきますので是非ご覧ください。
風景のある家 第5回住宅完成作品展 開催
2014 / 9 / 6 + 7 10:00 ~ 17:00
ミニマムな仕上がりに生活のイメージを創り上げようとしているご夫婦
「私たちの生活にピッタリ」と言って下さった言葉が何とも嬉しい。。。
遠回りしたけど、行き着いた形
建物を回遊するお二人の空気感がとてもよかったです
作品展開催地は第二の故郷福山
福山市神辺町新湯野31-3 ひかわ乳児保育園北隣に位置します。
「へ~。こんな生活の仕方があったんだ。。。」と感じるところがあると思います。
当日は土地相談と融資計画の相談会も開催します。
寺子屋感覚でお越しください。
9月6日+7日の完成作品展に向けラストスパート
最近は作品展今度いつですか?
との問い合わせを多く頂けるようになった…気がする
一件一件の暮らしの可能性をさぐり
新しい価値観を見出せるようにしていきたいと思っています。
今月半ばに恒例の作品展ご案内DMを発送します。
ご希望の方はメールにてお申込み下さい。
info@stg.huukei-design.com
ロンシャンの拝礼堂、スカラの礼拝堂、光の教会、宝塚カトリック教会・・・
どれも光を求めて建築が構成された建築。。。
光を操作できると設計することが楽しくなる
まだまだ行き着くことが出来ない領域だけど・・・
過去巨匠たちは少なくとも楽しかったんだろうと想像したくなる
光を詠う建築に行き着くと、多分だけど・・・影遊びの世界に行くんだろう
早くその領域を見てみたい
よし!がんばろ!!
勝つ負ける引分ける
建築の世界にあるとすれば持論との勝負
向かってくるのは大抵がコストや利益や時間
損得勘定を出したらその時点で負けが決まる
負けを認めたくないと苦し紛れの持論を繰り広げる
独立当初から心の支えになっている方がアドバイスしてくれた言葉を
絶えず、フィルターにして聞き取るようにしてます
「お金を追ってはだめですよ。…でも時には追わないといけない時もあります」
今は、前者か。後者か。勝つか。負けるか。次は。その次は。。。
自分は。相手は。今か。未だか。。。
残り2.5ヶ月に迫った空つかむ家は色んな意味で「勝っているing」
楽しみなProjectです
第2の故郷
福山での住宅が夏に完成する
外壁下地の左官工事も終えいよいよ仕上げへと進む
特殊な形態な為、構造体が引っ張られ精度に支障が出たり
職人不足の為工程に影響したりなど
現場なりのドラマがある
描いたストーリー通りにはいかないドラマを楽しめる環境
を創るのが施工匠の醍醐味
「どうしましょー」ではなく「こうしましたよ。こうしたほうがいいですよ。」と言ってくれる匠に
更に信頼が強まった。信頼できるパートナーに感謝の一言。
自身見習わなくては!
そんな一コマでした
独立後、福山で3件目となるProject
最近よく聞かれるように昔から「福山」にはご縁がある
第二の故郷かな・・・
前職から数えるとすでに11件目にもなる
松永・千田・神辺・御幸・水呑・坪生・・・
独自の特殊解を探し続けて
正面から向かい合っていこう。
と現場に立ち寄り「ふ」と感じた瞬間
プランをしながらどのように風景を創るかを考えることが楽しい
時代が変われど風景の記憶は残していきたいと・・・
「ろ」の字プランは空の風景を感じながら暮らしを楽しんでいただきたい
棟が上がりプラン段階の想いが形になっていく様を眺めながら
沢山の隠れた風景を確認させていただいた
三角形の玄関アプローチ・廊下に置かれた石・角度を持った配置
頭に当たる天井・リビングに設置された1/3鉄骨階段・灰色の外壁・・・
摩訶不思議な隠れた風景が全て一つになる時「空つかむ家」の完成となる
福山という第2の故郷で新たな作品が生まれます。
住む家族それぞれ違う空間を生み出すのが私たちの業。
いつか形にしたいと思っていた構成が出来つつある・・・。
家とは何か?住まいとは何か?家族とは何か?
問いただし、答えを見つけようとすることが大切なのだが
大量生産できない私たちにとっては、1件1件丁寧に進めるしかない。
ともあれ、このProjectに関しては私達よりも感性の良いクライアントの方が先に
答えを見出してしまいそうだ。。。
http://www.3door.jp/
沢山のドラマを得て無事地鎮祭を迎える事が出来ました。
全て歩んできた道は間違えではなく
この日を迎える為の道しるべとなっています。
陰ながら応援してくれているS社長様に感謝
素敵なパートナー「3 DOOR」様との出会いに感謝
素敵なクライアント様に感謝
・・・11棟目の地鎮祭には色んな意味を込めて
「感謝」という銘柄の奉献酒を奉ります。
春着工を目指してスターバックスで打合せ。
立面には窓を設けずロの字方のPLAN
建ちを低く抑え、落ち着きある大人の空間を目指す。
中庭は小宇宙だとどこかの書籍を読んだことがある。
まさに未知の可能性を秘めたロの字型PLAN
春夏秋冬朝昼晩・・・
色んな風景を創りだしてくれる小宇宙。
秋口完成をめざしてエスキス中。
時々ある・・・。
ふっと気になってもう一度敷地に行ってみようと思うこと。。。
設計が進む中立ち寄った敷地。
自分の構想が間違っていないか確認しながら
うろうろ歩く
何の秩序もない分譲地
近隣に何の配慮もない建て方
他社の建物とはいえ悲しくなる
この地に私が配慮無く普通に設計すれば、北側の家は年中日陰の中で生活することになる。
この地に建物が建つことは解っていたのに北側の設計者達は何を考えているのか。
この地に・・・伝々
いくらでもでてくる。
双方にとって良い配置を計画して、秩序のない分譲地を少しでも意義あるものにできたら。
いつかそれ以上の価値ある結果になるとおもう。
しばらく時がたち、改めて再計画となった「空つかむ家」
敷地が一変して周りに建物が建ち始めた。。。
東は大きな家が押し迫り、とても朝日を取り入れることはできない。
決して周りの景色は良いわけでもない。
・・・
今回のProjectは内開きプランとすることによって
悪条件の敷地を蘇らすことに成功した。
ライトコートを設けて十分な朝日と風を呼び込む光と風の井戸の役目をする。
外壁には窓を設けず、完全プライベートのしつらえとすることができた。
新たに福山で風景を創ることができそうだ。
土地が無いけどプラニングをしてイメージを創っておきたい。と・・・
仮の敷地想定でヒアリングをしてプレゼンテーションをしたのが去年末頃。
とても気に入っていただき
「このまま建てれる敷地を探す」とクライアントさん。
とても嬉しいお言葉を頂いていました。
先日とうとう気に入った土地が見つかったようです。
土地探しからの家つくり夢つくり
素敵なドラマが始まりました。