1+1=3
■岡山/コンクリート/リノベーション
大型リノベーションPROJECT。住み慣れた住まいを増築及びリノベーション+外構となる。黒のボーダータイルにラフ目地仕上げとガルバニウム鋼板の素地とコンクリート打放し等。墨色とオフホワイトの組合せで大人の仕上げになっている。
Report1+1=3
10ヶ月ぶりくらいにお会いしたクライアントさん。
「河島さ~ん。久しぶり~」と明るく迎えてくれた奥様は元気元気。
玄関を開けた瞬間、ホールが綺麗に飾りつけしてある
お花や家具、絵、など一つ一つ嬉しそうにご説明していただいている姿は
「気に入ってもらえてるんだなー」と素直に感じて、嬉しいやらこそばゆいなら・・・。
設計者にとって久しぶりのご訪問はドキドキする。。。
多分愛娘を嫁に出し、久しぶりに再会する父親の心境とはこのようなものなのだろう。
思い返すと難しかったリノベーション
「さくらちゃん」という新しい家族を迎え入れた1+1=3は
+αの付加価値を付けて蘇らせた住まいとして想定以上に大成功だった
デジタルで気軽に情報発信できる時代だからこそ
自分の気持ちを伝えることのむずかしさがあるのでしょうか
「1+1=3」のクライアント様からお手紙を頂き改めて感じます。
素直に「嬉しい」ただただ、うれしいものです。
有難うございます。
建築の世界でCADは必需品
でも、体力の続く限りプラニングとエスキスは
自分の左を信じて想いを描いていこうと思います。
お手紙のように・・・
素材の組合せと色のバランスを大切にしている。
答えは存在しないけど、25年の経験を信じて組合すしかない。
「好き」「嫌い」ではなく方程式があれば明快なのだが・・・。
墨色と白とシルバーの組合せ
タイルと塗りと金属の組合せ
ザラザラとツルツルの組合せ
組合せのバランス+さし色
難しい工事にも関わらず綺麗な施工とバックアップをしてくれた「匠」に感謝
クライアントもすごく喜んでくれているとの話を耳にする
20代駆け出しの頃先輩にこんな質問を出されたことがあった。
「自分が納得して施主が満足していない建物。と自分は納得していないが施主が満足している建物。どっちを選ぶ?」と。
1+1=3は3択にしてもらえないとどうしても答えられない。
「自分が納得して施主が満足している建物」と・・・。
秋台風真っ只中の棟上げから90日
あとは最終仕上げと外構を待つだけになってきました。
ほのぼのとした風景の中
溶け込むようにラフ目地仕上げの黒タイル
年月と共に味のでる住まいになるようにと。。。
リノベーションならではのPROJECT
来年早々に完成を迎えます。
本年は大変お世話になりました。
本日棟上げ
台風が迫ってきているせいか、 照り返す陽射しと いつもより青く澄みきった青空が印象的な7の日
外壁は黒のボーダータイルに白のラフ目地に決定
順調に着々と進んでいる打合せと現場は 優秀なバランスの良い現場監督さんの力量によるもの。。。 と感じる今日この頃^^
がんばらなくては(汗)
足を引っ張らないように いやいや1+1=3になるよう クライアントさんに喜んでもらえるよう
がんばります
6棟目の地鎮祭はリノベーション。 リノベーションのオファーを頂いて毎回思うことがある^^ 現在解体中の、のびのびひろびろの家「K-Project」 や 完成して置き家具納品待ちの、「Y-Project」 リノベーションは宝の宝庫!!! 住まい方に合わせて少しずつ手を加えてきた住まいは、 いつしか方向性を失いぼやけてします傾向にある。 生活スタイルや時代の流れ、外部環境によって建物の特性が失われてしまうのだろう。。。 今回のリノベーションも失われつつある方向性に+αの価値を見つけ出しながら 生活スタイルを再構築することが出来そうだ
年末完成予定のリノベーション。
プラニングもほぼ固まり、改めて現地調査中。
玄関吹抜けの味があるガラスブロック。
広がりを出す手法の一つとして光の操作があります。
朝日を受けたガラスブロックがフィルターの役目をして
エントランスホールとゲストルームに光のシャワーを・・・。
なんてことをドラマチックに考えています。
無論、間違いなく効果が出る事でしょう。
クライアントには説明してませんが(笑)
リノベーションすることによって、多忙なご夫婦とおばあちゃんが
新たな風景を見つけてくれることが楽しみです。
大規模リノベーションProject3棟目の詳細計画が終了です。 来月着工に向け現在積算と再再度現地調査中。 毎回思うことは、環境に恵まれていることです。。。 どの物件もどの物件も 理解ある匠のパートナー 喜んでいただけるクライアント 信頼あるメンバー 良い建築はこのトライアングルを正三角形に保つことだとつくづく感じます。 上手く行っても、問題が出ても、喜んでもらえても、失敗しても・・・ 会社という所属は違えども同じ価値観でバランスを取っていける。。。 それが本当のパートナーでありクライアントの感動に繋がっていけると思います。
どんどんトライアングルを増やして、いつか1つの大きいトライアングルにしたいと思います。
今回のProjectはコンクリート住宅のリノベーション&増築。 クライアントさんは大よそ繰り返し描いたであろう平面を見せてもらった。 脱帽!良く出来ていてスケールアウトもしていなくバランスも良い。
同業者のプランや完成建物を見ても大半は微妙にスケールアウトしていて、 バランスが取れていない建築士が多い。。。 何千万もの資金を預かりながらも・・・。 もちろん口に出しては言えないけど(笑) とりあえず、「いいですねーははは」と逃げさせてもらう・・・。
さて、今回は今の住まいからは全く想像させないようなリノベーションを練った。 そして、クライアントも喜んでいただけたらしく(?) プレゼンテーション当日の晩に正式オファーを頂けた。 築50年。更に住み続ける住いにするには・・・ 現代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエはいいました。 「古びたときに美しくなるかどうか」で材料の良し悪しを判断したと。