家つくりの進め方
1.理想の住まいのイメージを具体化する
施主様の理想の家を創るため、思い描く希望と夢を具体化することが第一歩です。
1-1.「実際の家」を見る
風景のある家では、お引渡し前のお住まいを施主様のご厚意でお借りして、完成住宅作品展を行っています。「実際の家」を見ていただくと、よりイメージを固めやすいと思います。今後の予定はEventページをご覧ください。完成住宅作品展ではぜひ次のことをチェックしてみてください。
- 必ず一つは参考になる設計のアイディアが見つかります。進化を続ける私たちの設計力と提案力、アイディア力を見て体感してください。
- 風景のある家スタッフの接客を通じて人柄を見てください。全員が一つの物件を完成させる為に関わっていきます。
1-2.無料相談会に行く
弊社では初めに無料相談を実施して、「気軽に相談できる機会」を設けるようにしています。間取りや予算について、土地探しなど、なんでも気軽にご相談ください。無料相談は完全予約制となっていますので、Eventページもしくはお電話(080-2942-5000)でご予約ください。
1-3.プランの提案
施主様のご要望をお聞きした後、プランを提案する事が弊社の強みの一つです。正式契約前のラフプランとはいえ、現地に訪れて周りの風景を感じ取り、2週間かけて間取りを考え創りだします。プランを通して、設計の考え方・弊社の雰囲気・人柄や姿勢などこれから先お付き合いしていく価値があるのか否かをご判断ください。私達は以下の事を常に考えてプランしています。
- 施主様の「潜在的な要望」を読み取って建築的な形にして行くこと。
- 敷地の特性を読み取ってその場所に合う間取りを考えること。
- 常に家族の居場所を想像しながら見え隠れする家族の風景を見つけ出すこと。
- 平面と立面の綺麗なプロポーションを創り出すこと。
- 生活の風景を見出す設計をすること。
二回目以降もう少しプラン打合せを進めてみたい、とご判断いただければプラン申込をしていただきます。プラン申込では二回目以降のプレゼンテーション費用として10万円を頂いていますが、今後進めていきながら設計監理契約に至った際にはこの10万円は設計監理料金に充当されます。
※そこまでに至らなかった場合には申込金はご返金できませんのでご了承ください。
2.ご契約・各種手続き
弊社と「住まい創りを進めていこう」と決めて頂いた時点で設計監理契約を結んでいただきます。プランの打ち合わせを繰り返し行っていき、プランが納得する頃には弊社と共に住まい創りをしていこうと思っていただけるはずです。その時点で設計監理業務契約(デザイン監修業務契約)を締結して本格的に住まい創りのスタートです。
※印のある項目は風景のある家での作業となり、施主様にて実施いただくことはありません。
2-1.実施設計作成※
プラン図はコンセプト図であり実施設計は創る為の図面です。施工会社に出来る限り正確な見積をしてもらえるように、かつ現場に入って職人さんが精度よくクオリティーが高い工事をしてもらえるように、実施設計図書を作成します。弊社は独自のチェックシートや仕様書、詳細図を作成し、品質向上を目指しています。
2-2.工事金額のお見積り
実施設計が終われば施工会社へ設計図書一式を渡して正式見積もりをしてもらいます。見積提出後は内容をチェックしながら見積もり査定を行っていきます。ファイナンシャルプランナーにご依頼されている方はこの時点で再度資金計画を見直されることをお勧めしています。
2-3.各種申請手続き※
建築基準法に基づき安全性を最終チェックして、施主様に代わり申請代行を行っていきます。建築予算の方向性が見えて、施主様のご承認をいただければ申請機関へ「確認申請書」を提出します。合計1か月間を目安に許可を取っていきます。
- 確認申請書
- 建築計画概要書
- 建築工事届
- 委任状
- 消防届書(必要に応じて提出)
- その他(フラット35用の申請、計画変更届)
2-4.工事契約
工事見積内容をご承認いただければ施工会社とお客様で請負工事契約を締結してもらいます。施工会社との請負工事契約には弊社が同席して契約書内容を一緒に再確認していきますのでご安心ください。
2-5.銀行融資本申込
融資ご利用の方は、工事費用を借りる為に銀行融資本申込みをしていただきます。融資本申込みには工事契約書が必要になりますので事前審査を通過した融資先へ契約書とその他必要書類を添えて申し込みください。家つくりに関して銀行融資も大切な要素の一つですが、設計事務所である弊社では設計監理業務に直接関係してこない融資のお手伝いは業務範囲外となっています。その代わりに少しでもスムーズに家つくりが進められるように、業務提携しているファイナンシャルプランナーをご紹介していますので是非ご利用下さい。
3.建築工事~完了検査
いよいよ住まいの建築工事がスタートします。完成までの流れは以下を予定しています。
※印のある項目は風景のある家での作業となり、施主様にて実施いただくことはありません。
3-1.地鎮祭
吉日に施主様、弊社、施工会社で「工事の安全」「住むご家族が永く幸せに暮らせるように」との思いを込めて地鎮祭を行います。土地に氏神様の神主をお招きして浄めて、施主様が初めてその土地に鍬や鋤を入れます。ご家族やご親戚を招いてご参加ください。
3-2.地盤・基礎工事※
地盤工事では事前に調べた地盤調査データーを基に補強方法を決定します。万が一軟弱地盤であれば土地の状態に合わせて補強を行っていきます。基礎工事は弊社では「べた基礎」を標準として設計しています。家の荷重を底盤全体の面で支えるだけでなく、地面をコンクリートで覆うことによって地面からの湿気やシロアリによる被害を低減する効果もあります。
3-3.上棟(木造のみ)
上棟とは家の骨格になる柱を建て、屋根の一番上にある「棟木(むなぎ)」と呼ばれている部材を取り付ける事をいいます。一日で屋根までの骨組みが出来上がる様子は圧巻です。上棟は家を創っていく過程の記念に残る祭り事です。ぜひご家族お時間を作っていただき棟上げにご参加ください。
3-4.設備工事・仕上げ※
外壁や内部の壁天井、お風呂やキッチンなどの工事がスタートします。思い描いていた住まいが平均6ヶ月かけて形になっていきます。風景のある家では各工程に沿って現場チェックを行っていきます。お客様立合いのもと、現場監督と一緒に現場確認を行う場合もあります。図面で描いた住まいが現実になっていく様子は色々な発見がありますので、一緒に現場を歩いていきましょう。
3-5.完了検査
設計開始から約12カ月、工事着工から約6カ月で建物が完成します。(長い方は3年かかる場合もあります。)最終検査を行いお引渡しに向けて完成させていきます。最終的な申請機関の完了検査と施工会社の自社検査、弊社の設計事務所検査、そしてご希望があれば施主様立合い検査を行い不備な点を手直ししていきます。
4.お引渡しと引っ越し
おめでとうございます。いよいよお引渡しと引越しです。引越し当日はかなりバタバタしますのでそれまでに次の手続きは済ませておきましょう。
- 古い住まいの電気・水道・ガスなどの停止手続き
- 市役所へ転出・転入の手続き
- インターネットや電話の回線変更手続き
- 賃貸の場合は約2ヶ月に解約の手続きを始めてください
完成住宅作品展のお願い
これから家つくりをされる方や、家を建て終わったOB様が立ち寄れる場所として作品展会場を是非お貸しください。そして、完成した喜びを共有させてください。
ほとんどの施主様が作品展に足を運んで住まい創りの参考にしています。だからこそ、多くの施主様は完成したら気持ちよく会場をご提供してくださいます。「私たちが家つくりできたのも作品展があったからですよ。」「作品展で出会えなければこの家は無かったね。だから作品展してください。」など嬉しいお言葉も頂いています。作品展はそんなOB様達の温かいお気持ちがあって成り立っています。出会いも完成もすべては完成住宅作品展。私達はそんな完成住宅作品展を大切にしています。