Huukei-Design.LLC

小さく大きな家

■岡山県/木造2階建て
□地域/岡山県赤磐市
□構造/木造・2階建て
□敷地面積/-㎡
□延べ床面積/74.26㎡


ル・コルビジェが母親の為に建てた家は「小さな家」。ガストン・バシュラール「空間の詩学」では、「小屋裏部屋は夢想を育み、夢見る人をかくまう」と詩っています。建築家は皆ワンルームを創りたがり、名建築が多く存在します。違いの分かる男・清家清もその一人。ご両親がくつろぐ居間とアトリエだけの小さく小屋裏のあるワンルーム空間。

MOVIE

Report小さく大きな家

P1030815 (1024x757)P1030821 (1024x768)一件一件大切にお付き合いしていきたいと思います。

風景のある家の想いは
「家族と共に成長し、その時その時代の暮らし方へ柔軟に対応していく住まい創り。同じ場所であっても春夏秋冬30年50年100年変わりゆく風景と共に次世代へ住み継がれていく住まい創り。」です。

フヨウの花を見れる季節もこれで2回目

お久しぶりにお母様の御顔を拝見でき嬉しく思います。
にこにこと、優しい笑顔で迎えていただき
優しく包まれる笑顔に懐かしさを覚えて
おもわず帰路の途中、実家に顔を出してしまいました。
これからの季節、冷え込んが厳しくなりますのでお身体にお気とつけください。

追伸:風景のある家の宝物がまた一つ増えました。お手紙ありがとうございます。

 

1_F-1483 (1024x683)P1030207 (1024x680)5_R2-5726 (678x1024)感謝という言葉はくすぐったいものです
朝一番にPcのメールを開けると嬉しいメッセージが入っていました
喜んでいただけることの大切さや遣り甲斐
また一つ「風景のある家」の宝物が増えました
やっぱり思います。この仕事を選んで良かったと・・・
今日は朝から最高に気持ちのいい一日でした

追伸:「小さく大きな家」の完成写真HPにUPしていますので
是非ご覧ください

1_F-1483 (1024x683)5_R2-5726 (678x1024)3_K-5768 (678x1024)

事柄の声を聞き取る力
それが「歌こころ」や「絵こころ」と言います。
私は歌が大の苦手で、まるっきしの「ONCHI」
絵はほんの少したしなむ程度・・・

ともあれ「こころ」という言葉は味のあるいい言葉だと思います
この小さな家には沢山の「こころ」が詰まっているようです
完成した写真から感じ取っていただければ幸いです

もっともっと
「建築こころ」を身に付けて
建築詩心に酔いしれる事ができるように
頑張っていきたい。。。と感じさせられたとても素敵なProjectでした
https://www.youtube.com/watch?v=BDrjFdTDWLA

P1020548 (1024x766)いつも完成写真をお願いするカメラマンは決まっている
女性のカメラマン
いつも写真が出来上がるのを楽しみにしている
建築的目線とのギャップを楽しみに。。。
なるほどこう見たか・・・
ここは撮ってくれなかったんだ・・・
負けずと建築中にアングルを探す自分
絶対ここからは撮らないだろうとアングルを探す反面
ぴったりと同じ目線のワンシーンがあると嬉しくなる
手元に届くまでの約一か月間が待ち遠しい

P1020252 (1024x742)理想の家つくりに出会えました。
一瞬自分の目を疑ったことのように時間が止まり・・・

私の住宅設計の極意は建物だけで完成してしまわない事。
ちょっと手前で設計を止める勇気とさじ加減が大事で
家具やカーテン、小物や食器、庭など生活の全てがそろった時に完成すること。
久しぶりのご訪問にとびっきりの笑顔で向かいいれてくれたクライアント様

イッタラとタイルのバランス、ブラケットの掛け方、コルクのこぼれ方、階段下のトランク、カーテン際の小鳥の置物、さりげなく置かれた思い出の重ね絵、そしてピアノ、、、
全て楽しみながらレイアウトをしているのが伝わってきました。

来年再来年月日を重ねるたび緑が育ち、木色があめ色に焼けてきて味が出てくる・・・
理想の家つくりに出会えました。

P1010837 (1024x797)待ちにまった北欧からのビンテージ家具
トラック2台の梱包を解き、セッティングを行うといつも思うことは同じ。
家具が入って初めてしっくりくる空間。
ちょっと物足りないな・・・と思うくらいが一番いい。
ちょっと手前で止める難しさ。今でも一番悩むさじ加減

施主検査も無事に終え来週にはブラインドのセッティングと外構工事。

今日はクライアントさんが一言が物凄く嬉しかった。
この家つくりに携わらせていただいてホントに良かった。

「工事中こっそり2階に上がったら天窓から月と星が見えて凄く綺麗だったの」

自分へのご褒美で熱燗をちびちび頂きながらレポートを人差し指でカタカタカタ・・・

P1010695 (1024x765)年明け門を移設しながらの外構工事に着手。
建物は外構があって初めて活きつくもの。

来週には北欧からビンテージ家具が到着する。
空間は家具が据わって初めて息つくもの。

来月にはカーテンブラインドが取りつけられる。
住いは豊かなインテリアの中、育まれる。

作り手から住い手に引き渡される時が近づいてきたようだ。。。
嬉しいような淋しいような。
設計とは素敵なクライアントの笑顔があって初めて成立する。

 

P1010369
「反橋の小さく見ゆる芙蓉かな」 夏目漱石

朝は白く咲き夕に薄紅に変化するフヨウの花
よく美しい人のたとえに用いられている
そんな時期も終止符を迎え、これから先はなんとも趣のある風景が見られる
それが・・・密かに楽しみにしていた枯芙蓉の季節
花咲くとき棟を上げ
枯芙蓉のとき完成
偶然にしてはなんとも粋なスケジュール
外構の概略も決まり後は現場での楽しみ
楽しみが多すぎる
やっぱり「小さく大きな家」だ。。。

P1010137
段々と姿が形になってきた「小さく大きな家」
年末が押し迫り、まだかまだかと気持ちハヤル季節・・・
はやる気持ちはクライアントではなく、コンテナで待ち受けている北欧のビンテージ家具達。
今か今かと出番を待ち続けている。
家つくりとは建物を設計する事ではない。と断言する。
駆け出しの自分だが恵まれたクライアント達に囲まれ、
ホント素敵な仕事をさせていただいている事に日々感謝。
仕事納めまで残り30日
まだまだ+もっともっと・・・
自分の持っている力と経験をフルに引き出そう。

P1000849
小屋裏的な空間はやはりなんとも言えないスケール感だった。。。
広く大きな空間も魅力的だが、
なんとも落ち着きのある安らぐ居場所。
何度もスケッチで検証したことが大正解かもしれない。
ここにアアルトのイージーチェアーとSOLAの照明が納まるとなるとなおさら。

天窓から見えるであろう「月」
出窓から見える「夕焼け」
丸窓から差し込む「朝日」

完成形が見えるだけにクライアントの喜んでいただける笑顔が想像つく。
全ては窓口になって頂けた方や、難しい創りを形にしてくれている匠に感謝。
さて、これから一足早く外構の構想にとりかかりましょう。

P1000775

ドイツ屋根棟上げ!
何度も繰り返し木組みを検討。
台風が去った後の空は青くて高い。
8人の大工と2人の現場監督
急な屋根勾配で仕事がしにくい状況の中
見事完成しました。

青空に突き刺すかのようなフォルムが気持ちを高ぶらせます。

P1000511
暑い日差しが続く9月の末日。基礎コンクリート打設。
「意外と大きいわねー」と顔を見合わせてにっこり。
小さく大きな家
来月棟上げに向けて最終調整。
さてさて、建物は既に頭の中では完成。
そろそろ、外構のプランに取り掛からねば・・・
「小さく大きな家」
もっと大きくなあれ。

P1000343
何度か夢見たドイツ屋根
フリーハンドのプランと考え方を見ていただき、
「あとは全部おまかせします^^」
と最高級のお言葉を頂いたことがつい最近のように思えます。
ご紹介者、監督さん、大工さんに、設計パートナーとクライアントさま・・・
みなさんの想いが詰まった家
ビンテージ家具も揃い・・・
風景のある家7棟目の地鎮祭滞りなく迎える事が出来ました。

「小さく大きな家」

いざ!出陣!!!

20130720_113806
実施設計を終えた。。。
減額も終えた。。。(笑)いやいや笑ってはいけない。
と・・・ここまでは良くある話。
私はここからが本番!
原設計以上に良いものに仕上げていける。
なぜ?
それは私自身20年間ずっと建物をデザインしたことないから!
建物をデザインするほど悪くなる。
デザインを主張するほど駄目になってしまうから。
「小さく大きな家」の温かいご家族からビンテージ家具の発注をいただきました。
キャビネット・ネストテーブル・ラグ・アアルト・・・住いの完成が待ち遠しく思えます。
「置き家具も全部、風景のある家さんにお任せします。家族みんな意見が一致です」
とお言葉を添えていただいたことに感謝です。
さあ!本物を創ることだけに集中していきましょう。

今回のProjectはアトリエをもつセカンドリビングの増築となります。
18坪のちいさな家。
そしてワンルームで小屋裏のようなアトリエがある。
どうしたことか?小さい家はワクワクしてきます。職業病なのでしょうか(笑)
ル・コルビュジェが書いた本「小さな家」を窓際に置いてます。
住む人の目線で考える家造りがすごく好きで・・・。
私のバイブルでもあるガストン・バシュラールの「空間の詩学」では、
「小屋裏部屋は夢想を育み、夢見る人をかくまう」と詩っています。
建築家は皆ワンルームを創りたがり、名建築が多く存在します。
違いの分かる男・清家清は自邸に関して・・・
「この家は室内から庭まで石張りの床が繋がっているので靴のまま出入りができて
便利だったけど、枯葉や砂ほこりや、虫までも遠慮なく入ってきちゃうので困った。
どうかすると犬なんかもどんどん入ってきちゃうんだ・・・。
で、これがホントのワンルーム!」

さぁ。これだけのストーリーが用意されて素敵な建物ができないわけがない!

戻る
作品展・相談会 資料請求・お問い合わせ
LOADING