革工房の音色
24メーター×4.5メーターのシンプルでスレンダーな建物。畑の一角にひっそりと建ち、革を叩く心地よい音が聞こえてきそうな風景を創り出しました。1000万円台とは思えない素敵な空間に仕上がりました。
■福山/木造/新築
□地域/広島県福山市駅家
□構造/木造・1階建て
□仕様/内断熱
□敷地面積/339.59㎡
□延べ床面積/86.53㎡
24メーター×4.5メーターの魅力的な且つ挑戦的な
平面構成を気に入っていただき
来夏に向けて動き出しました。
革職人の工房兼住いとなる今回の計画は
福山の畑の一角にひっそりと風景を創りだします。
それは革を叩く音色が
コンコンコン♪と心地よいリズムをたたき出す音の風景でもあります。
飾りをそぎ落としても綺麗な建物は良い建物だ。。。
若かりし頃耳に入ってきた言葉です。
ベニヤ、波板、木毛版、コンクリートありふれた材料で仕上げた住宅ですが、とても気に入っています。
自分の家もこんな感じが良いな。。。可能性があふれるくらい詰まっている。
そう、感じさせてくれます。
もしかしたら、完成より未完成の面白さ
それが「いえ」なのかもしれない。
そろそろ、革を叩く音色が響き渡る日が訪れそうです。
Report革工房の音色
今年お歳暮を創ってみました。
小さくて簡単なものですが
OBのお客様に手渡しでお届けに行けたらと思って・・・。
なにか切っ掛けを作らないとお伺いすることが出来ないので、少々強引ですが風景珈琲を作りました。始めたのは良いのですが、これがなかなか大変で…行ったり来たり。
そんな中、
笑顔で受け取ってくれて
打合せ中はお腹の中にいた赤ちゃんとお会いできたり
近況の写真を送ってくれたり
夕飯時忙しいのに中に入れてくれたり
ご家族全員外まで出てきてくれたり
ご丁寧にメッセージやLINEを頂いたり
お電話を頂いたり
・・・
大変な代わりに嬉しいですね。
ちょっと自慢したくなるくらい嬉しいです。
まだまだ半分以上お伺いしないといけないのですが
夕飯時の時間帯で申し訳ないのですが
お邪魔させていただきます^^
皆様寒い季節ですがお体に気を付けていただき
年末お過ごしください。
homify香港とhomify日本で「革工房の音色」と「景色切取る家」が紹介されました。
シンガポールでは4作品が特集されました。
革工房の音色は国内外で非常に高い評価を頂いています。
コストに制限があって悩みに悩んで創った住宅。だからこそ素材も、間取りもシンプルになって結果正直な建物になっんだと思います。
無駄にコストをかけない方が、住み手の個性を引き出して良い住空間になるのかもしれません。。。
景色切取る家は独立して2件目の住宅です。当社のコンセプトハウスと言っても過言ではないくらいの作りになっています。
全ての窓に意味を持たせて配置しています。そして、住み手が楽しんで大切にしてくれています。
そして忘れてはいけないのは、いつも現場で無理をお願いしている施工会社さま達です。
職人さんたちが支えてくれています。
https://www.homify.hk/ideabooks/1601862/10-small-home-facades-to-inspire-you
https://www.homify.sg/ideabooks/1433838/10-perfectly-simple-homes-you-ll-wish-were-yours
シンガポール、アラビア、フランス、ドイツで5作品紹介されました。
シンプルでバランスのとれた外観。
そこから想像する内部への期待感が取り上げられている理由のようです。
確かにそう言われると、弊社設計の建物は共通して外壁に窓が少なくて、プライバシー重視型になっています。
なるほど!
https://www.homify.sg/ideabooks/1433838/10-perfectly-simple-homes-you-ll-wish-were-yours
https://www.homify.fr/livres_idees/1410637/tout-pour-une-entree-reussie
https://www.homify.de/ideenbuecher/1305680/20-highlights-fuer-den-perfekten-eingangsbereich
連日連夜オリンピックではガッツポーズや涙を見ることができます。
自分自身のフィールドを広げて挑戦する姿は勝っても負けてもかっこいい生き様です。
私は独りよがりな作品を造ってひと家族に住んでもらうのではなくて、ひと家族の暮らしを創ってその結果、作品としても恥ずかしくないようにして行きたいと思っています。「風景のある家.LLC」の作品とは、芸術性を追求した物ではなくて、一つ一つ手を抜かないで決して流した仕事をしない。全ての住宅を私自身が自信を持って提供できる仕事。と考えています。
住みやすくて、住んでで面白い。楽しい家。色んな家族の風景が発見できる家。そしてなによりも、家族と共に成長し、その時その時代の暮らし方へ柔軟に対応していく住まい創り。同じ場所であっても春夏秋冬30年50年100年変わりゆく風景と共に次世代へ住み継がれていく住まい創り。私たちは、そんな住宅を創りつづけていきたいとの想いをこめて「風景のある家」と名付けました。
海外メディア「AECCAFE」で「杏とハナミズキ」が紹介されました。
http://www10.aeccafe.com/blogs/arch-showcase/2016/08/14/ukei-design-in-japan-by-huukei-design-llc/
海外メディア VENEZUELAの「homify」で「革工房の音色」が紹介されました。
https://www.homify.com.ve/libros_de_ideas/1155962/10-casitas-minimalistas-simplemente-divinas
海外メディア Malaysiaの「homify」で「みかんと段々畑」が紹介されました。
https://www.homify.com.my/ideabooks/1202857/a-traditional-bungalow-with-modern-style
日本からは「革工房の音色」が「今週もっとも読まれたアイディアブックベスト3位」として紹介されました。
https://www.homify.jp/ideabooks/1183861/%E4%BB%8A%E9%80%B1%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%885%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-(8%E6%9C%8814%E6%97%A5)
どの物件もいい監督さんといい職人さんに恵まれています。
風景の全てのクライアントと工事関係者の皆さんと自分達への明日の活力になればと思います。
皆一緒に頑張って、一生懸命創ってきた証として…。
韓国メディアから「みかんと段々畑」。あした大工さんと会うので掲載された記事見てもらおう。喜んでくれると思います^^
https://www.homify.co.kr/ideabooks/918993
香港からは「景色切り取る家」。工事携わってくれた工事会社の関係者みなさん見てくれるかな?S社長と久しぶりに飲み行かなくては…!
https://www.homify.hk/ideabooks/1047328/the-box-home-with-a-surprise-inside
ブラジルとマレーシアから「革工房の音色」。明日現場監督と会うからまたまた記事見てもらおう!エースの大工さんにも伝わるとうれしいです。
https://www.homify.com.br/livros_de_ideias/1003947/terreno-estreito-com-apenas-4-m-de-frente-casa-tem-interior-surpreendente
https://www.homify.com.my/ideabooks/962371/japanese-minimalism-does-it-again
アメリカと韓国メディアに掲載されました。
どちらもミニマムな空間で共通点があります。
「コンクリート打ちっ放し」と
「品合板張りっ放し」です。
https://www.homify.com/ideabooks/934318/stark-simplicity-in-a-modern-japanese-home
https://www.homify.co.kr/ideabooks/918475
両作品とも中庭を設けて
独自の風景を作り上げることに成功しています。
現代建築で最も身近に手に入る材料を使って
素材の持つ魅力を最大限に引き出すこと。
周囲の風景から独自の小宇宙を創り出すこと。
ある法則に従って素材と色彩を絞り込むことによる付加の存在。
などなど・・・。
多方で掲載されている自分たちの建築を見ることによって
改めて考える有難い機会を頂いています。
Houzzからは大空を切り取っているキャンパスとして
「景色切り取る家」が紹介されています。
http://www.houzz.jp/photos/53116351
ドイツベルリンに本社があり
世界18か国で展開するfomifyという海外メディア。
その中のTHAILANDで「革工房の音色」が掲載されました。
https://www.homify.co.th/ideabooks/901155
更にhomify japanでは「みなも」が掲載されました。
https://www.homify.jp/ideabooks/847897
同じくhomify japanで「笑顔とsky-line」も掲載。
https://www.homify.jp/ideabooks/838042
そして「革工房の音色」は
homify japan今週のベストアイディアブックNO1として紹介。
https://www.homify.jp/ideabooks/908329/5-6-26
知らない誰かが作品を分析してくれている。
それぞれの記事を読むとなるほど!と感じるよな不思議な感覚。
新しい感覚。。。
先日のフランスに続きドイツ・タイ・日本と
距離=時間が≠に変わってきている。
クライアントさん・職人さんに迷惑をかけながらも、自分たちなりに一生懸命考えてきたヒト物件ヒト物件が公の場で評価される事はやはり嬉しい。
飾りをそぎ落としても綺麗な建物は良い建物だ。。。
若かりし頃耳に入ってきた言葉です。
ベニヤ、波板、木毛版、コンクリートありふれた材料で仕上げた住宅ですが、とても気に入っています。
自分の家もこんな感じが良いな。。。可能性があふれるくらい詰まっている。
そう、感じさせてくれます。
もしかしたら、完成より未完成の面白さ
それが「いえ」なのかもしれない。
そろそろ、革を叩く音色が響き渡る日が訪れそうです。
【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】
第2の故郷「福山」にて「革工房の音色」の作品展が決定しました。
私とクライアント様の出会いも弊社の作品展でした。今回はコストが厳しく与えられた予算は1000万前半。クライアント様と話し込んでいると何となく感じるものがあり、あれ?好みが合うな~と。感性があうと不思議なもので、あまり予算がなくても魅力的な空間に仕上がるものです。一番特徴のあるところは中庭のある平屋です。しかも間口4.5m奥行き23mの超ウナギの寝床的な作りとなっています。1000万でロフトやバスコート、置きバスと贅沢な建築に仕上がっています。世の中、HMや工務店のローコスト住宅というものが多い中、建築家がつくる1000万の住宅をぜひ体感してみてください。
■開催日時 2月13日(土)~14日(日)(予約不要)
■開催時間 10:00~17:00
■開催場所 福山市駅家町大字江良551南隣
■構 造 木造平屋
ほら見ろ!1000万台でもこんなに素敵な空間が出来るんだぞ!
・・・と大声で叫ぶこともできず、心で確信してレポートで小言を想う小心者。
フェイクで重ね貼られた住宅より、素材の素そのままのテイストを仕上げていく家の方が良いに決まっている。
間四角総二階の建物より、ライトコートのあるオリジナルの間取りの建築の方が魅力的。
独自の間取りは私の伝家の宝刀。最近は間取だけ盗っていく輩もいるが・・・。
あえて受注量も半分に減らし
より時間と感性を投資して
一軒一軒大切に丁寧に創っていく、、、
もう一度初心に帰ってみる。
何か大切なものが見つかるはず。
そんな年にしていく。と心に誓う。
初詣、奥之院で誓った。
そして、メンバーとも誓った。
新たな覚悟で2016年を踏み出します。
【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】
素材感を大切にした空間がだんだん形になってきています。コンクリートは型枠割付で建物が良くも悪くもなります。今回は木造ですが、内装は品ベニヤのまま。コンクリートの様に割付が出来ていると引き締まった空間となります。コンクリートの良さは想い通りに扱えない表情を楽しむこと。品ベニヤの空間も共通するところがあるように感じてきました。もう少しで探していたものが見つかるような気がしています。。。
【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】
時間のかかったこの計画も無事棟上げを終える事が出来ました。
全長23m間口4.5mのスレンダーな建物となります。
外壁は波板。光は全てライトコートからの採光としてます。
ビニールクロスは一切使わなく、各素材の主張しようとする表現を最大限に生かすように仕上げられます。
帰り際、現場から「気になることは無いですか?」と。
「不思議なものです。安心する現場は空気感が違いますね。どうしてかわからないですけど…」
そんな会話を交わしながらコストに左右されないハイクォリティーな工房となります。
【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】
出会いから一年 ようやく辿り着いた地鎮祭。
革を叩く音色が心地よく響き渡る工房で、クイッと一杯喉を潤したいものです。
革を叩く「コンコン♪」という音色と、徳利から流れる「コックン♪」という音色。 想像するだけで顔がほころびます。
来春完成まで引き続きよろしくお願いします。
本日はおめでとうございます。
ご用意させていただきました奉献酒は お酒を飲むときの擬音からとった「COKUN」 広島賀茂泉酒造のピンクのお酒。
どうぞご賞味あれ。
【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】
此処まで永い道のりでした。
「空つかむ家」の作品展で出会ったクライアントさん。
作品展が2014年の9月6日あれからちょうど一年。
金額もまとまりようやく施工会社さんと工事契約を結ばれました。
1000万円代の建物。
だからこそ面白い。
床仕上げ・・・なし。壁仕上げ・・・ベニヤ。天井・・・なし。外壁仕上げ・・・トタン。屋根仕上げ・・・トタン。。。なかにわ・・・あり!!!
風景のある家が仕上げる1000万代の建築をお楽しみにしてください。来年2月ごろ作品展予定となります。
【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】
福山で計画中のアトリエ付住居
段々とイメージが固まった。
白い空間にシナの塊を挿入するか?
シナに白か?
白にグレーか?
シナにグレーか?
・・・
分離された二つの空間を繋ぐ装置を思案中
クライアントとは感覚が似ているらしい。。。
「好き・良い」が良く合う。
これは凄く良い事。
こんな時は、コストに関係なく間違いなく良いものができる。
いやいやとんでもないのが出来る(笑)
それを瞬時に感じ取ったのか、お母さんがストッパー役に回った(笑)
これもまた、なかなか良い雰囲気の三角関係でした。
コストを楽しむ・・・
いつの間にか
極限の設計をすることを楽しんでしまっている自分に気が付く
柱一本必要か否か
金物はこれで良いか否か
ダイナミックな平面プロポーションと
摩訶不思議な空間はもっともっと簡素化した方が明確になりそう
春着手に向けて
木組みの打合せでどんどんそぎ落とし
いつの間にか普通の設計から極限の設計へと移行していった
20年前以上教えてもらった言葉
「良い建築とは、仕上げをそぎ落としても綺麗な建物」
・・・私は、少しでも近づけていますか?
新PROJECTスタート
24メーター×4.5メーターの魅力的な且つ挑戦的な
平面構成を気に入っていただき
来夏に向けて動き出しました。
革職人の工房兼住いとなる今回の計画は
福山の畑の一角にひっそりと風景を創りだします。
それは革を叩く音色が
コンコンコン♪と心地よいリズムをたたき出す音の風景でもあります。
来年、蝉の声とハモる音色が楽しみです。