100年の記憶
■岡山/木造/リノベーション
□地域/岡山県真庭市新庄村
□構造/木造・1階建て
□敷地面積/-㎡
□延べ床面積/97.5㎡
新庄村でのリノベーション計画
築100年の持つ力強さを最大限に蘇らして
+αの価値観を付け加えて再生する
Report100年の記憶
韓国の雑誌「WOOD」に掲載されました。
築100年の古民家をリノベーションして
生まれ変わった暮らしです。
そして、場所は岡山県北の新庄村!
小さな村の一つの暮らしが海外に発信された喜びと、往復5時間かけて通った現場の苦労が報われたような嬉しさと、クライアントさんもきっと喜んでもらえるだろうという想いが入り混じった瞬間です。
金髪の風雲児もドヤ顔で喜んでいる様子(笑)
これからももっともっと「風景のある家.LLC」ならではの、暮らしの空間を提供していきます。
連日連夜オリンピックではガッツポーズや涙を見ることができます。
自分自身のフィールドを広げて挑戦する姿は勝っても負けてもかっこいい生き様です。
私は独りよがりな作品を造ってひと家族に住んでもらうのではなくて、ひと家族の暮らしを創ってその結果、作品としても恥ずかしくないようにして行きたいと思っています。「風景のある家.LLC」の作品とは、芸術性を追求した物ではなくて、一つ一つ手を抜かないで決して流した仕事をしない。全ての住宅を私自身が自信を持って提供できる仕事。と考えています。
住みやすくて、住んでで面白い。楽しい家。色んな家族の風景が発見できる家。そしてなによりも、家族と共に成長し、その時その時代の暮らし方へ柔軟に対応していく住まい創り。同じ場所であっても春夏秋冬30年50年100年変わりゆく風景と共に次世代へ住み継がれていく住まい創り。私たちは、そんな住宅を創りつづけていきたいとの想いをこめて「風景のある家」と名付けました。
海外メディア「AECCAFE」で「杏とハナミズキ」が紹介されました。
http://www10.aeccafe.com/blogs/arch-showcase/2016/08/14/ukei-design-in-japan-by-huukei-design-llc/
海外メディア VENEZUELAの「homify」で「革工房の音色」が紹介されました。
https://www.homify.com.ve/libros_de_ideas/1155962/10-casitas-minimalistas-simplemente-divinas
海外メディア Malaysiaの「homify」で「みかんと段々畑」が紹介されました。
https://www.homify.com.my/ideabooks/1202857/a-traditional-bungalow-with-modern-style
日本からは「革工房の音色」が「今週もっとも読まれたアイディアブックベスト3位」として紹介されました。
https://www.homify.jp/ideabooks/1183861/%E4%BB%8A%E9%80%B1%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%885%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-(8%E6%9C%8814%E6%97%A5)
岡山新庄村に素敵な古民家renovationが完成しました。
新庄村で一つの物語が終わりを告げました。。。
古民家再生、当時は新築にする話もあり結果新しい材と古い材が交差してクライアントにも喜んでいただき大成功。再生の選択をしてホントに良かったです。お孫さんや親戚皆が集れる場所。をコンセプトに大変お世話になりました。そしてそして、20代建築の恩師である丹羽設計事務所の丹羽先生も足を運んで頂きました。もう10年ぶり位の再会ですが、全然変わらない。。。元気元気!最後は「まぁ、一杯どうぞ」ということで顔を赤くして帰ったらしいです。相変わらずで(笑) 寒い地域で温かい場所が完成してこれから今まで以上笑いが絶えない暮らしになることを願っています。そして、悩んで悩んで設置した暖炉の炎が一役買って出でくれると思います。
新庄村で新しい一つの物語が始まります。。。
今日は新庄村も暑かった。。。33°
何処から写真を撮っても綺麗な風景になる素敵な場所。
当初、新築にするか?リノベーションにするか?意見が2つに分かれた事もあった。。。
時間も手間もいるが、リノベーションを選んで良かったとつくづく思う。
100年新庄村に根付いた母屋のプロポーションは景色の一部。
時間をかけて黒ずんだ丸太は古き宝。
岡山と新庄村を結ぶものは、居心地のいい場所。
そんなクライアントの想いは薪暖炉設置へと思いを寄せている。
心底冷え込む冬の時に皆で火を囲んで顔を合わせれる場所。
田舎へ帰りたくなる場所。
ほのぼのとした温かい空間が少しずつ形へとなっていってます。
【岡山兵庫注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山設計事務所】
凱旋桜と解体前を見にいたのが丁度一年前。
雪解けを待って解体が始まり
新庄村のリノベーションはとうとう見事なまでに柱と梁だけの丸裸になりました。
今日は新庄村の大工さんが打合せに岡山まで下りてきてくれた日。
仙人のように・・・。
一緒にステーキを食べながら
世間話が7割、仕事話しが3割。
桜は少し早目の満開との事。
しかし、雨には皆やられっぱなし・・・。
そんな雨の日でも家の中に居ることが楽しくなるような
暮しを造っていきたいと思います。
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
古民家再生の魅力に驚いた一日です。
まさに100年眠っていた記憶があらわになった瞬間に立ち会えた喜びでかなり興奮気味。
昔は蚕を買っていた小屋裏。
囲炉裏で煤やけた小屋裏。
栗の木の柱や土台は今も腐食が無くてまだまだ現役。よしよし!
当時から免震構造になっている柱と基礎の石。凄い凄い!
補強する梁と取り換える柱と見せる小屋組とイメージを固めていきます。
ウルトラCのリノベーションにワクワクしている自分に気がついて
頑張れ頑張れ修復家!
【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】
工事契約というものは新庄村には存在しない。
「面談」で終わり・・・。え!?
ビックリして笑い転げるのも忘れてしまった。
これから雪の季節に入るので、実質着工は来年の3月から。
3cm厚みの杉材を今から製材して春過ぎまで寝かしてもらう。
朝鮮貼りで幅不揃いでお願いした。
家の前ではクライアントのお母さんが豆をほぐしている。
「あ~遠いとこいらっしゃい」
「赤飯焚いたから持って帰って」
新庄村の暖かい人柄とゆったり流れる時間に触れられた一日でした。
築100年の家屋リノベーション
作り手は少しでも記憶を残し、100年眠りつづけた丸太を蘇らせたい。
住み手は特に思い入れは無いから新築で立て直しの方がいいのではないか。
・・・
なるほどなるほど。。。なかなか興味深い現象が生まれている。
何故私達はあえて難しいリノベーションを進めるのか?
走る事も大切だが、あえて立ち止まり振り向くことも大事だと気が付かせてもらえた。
さぁ甦れ!
「暮しを見つめ直す」
人生の中ではそんなことを考えることも必要な時もある。
リノベーションとはまさにその瞬間
4タイプのブロックプランを基に
クライアントと試行錯誤中・・・
新庄村に暮すご両親の生活リズムも考えながら
時には帰省した時の楽しみも取り入れながら
そして、過酷な冬の時間も想像しながら
クライアントと一緒に、どんどんプランが創り上げられていく様は面白い。
今よりもっと楽しく、もっと暮らしやすくそしてもっとドラマチックな風景を。
「久しぶりの青い空だわー」
とクライアントさんのご両親。
改めて方向性を確認すると同時にご挨拶。
深々と頭を下げられ恐縮しながら携帯の繋がらない時間を過ごしました。
隣に見える椿の大木と土壁の蔵と青い山のコントラストが何とも心地良い。
いつもは風景をどう切取るかを考えながらプランしていくけど、
今回のPROJECTはその必要もなさそう。。。
どこを見ても風景。
だから私たちにできることは風景を壊さないように、
さじ加減に気を付けて暮らしを創っていくことです。
人口わずか1000人の小さな村
今年初めて見た、がいせん桜はなんか懐かしく思えた
クライアントのお母さんが山菜を採りにつれていってくれた
アケビ・ウド・コゴミ・たらの芽・・・
天婦羅にしてくれた
特に流れる時間が良かった。。。すごく良かった
厳しい生活環境があるからこそ生まれる時の流れかな
築100年の建物を私たちが生き返らせることが出来れば
もっと素敵な時間が流れると思います
新庄村の古民家再生 来年夏完成を目指して
新たな物語の始まります。